2008年7月23日水曜日

韓国の気候

北半球の中緯度に位置するため、日本と同様に四季がはっきりと分けられる冷温帯気候の韓国。夏は高温多湿な北太平洋高気圧の影響で蒸し暑く、短いですが梅雨もあり、冬は寒冷乾燥な大陸性高気圧の影響で、降水量は少ない代わりに寒く乾燥する日が多いのが特徴です。南北に長い地形のため南下するにつれ温暖な気候になり最も温暖な済州島を除いては、日本の本州北部とほぼ同じくらいの気候と言えます。しかし日本よりは寒暖の差が激しく冬は大変冷え込みます。

春(3月上旬~5月)
3月下旬頃、済州島から桜前線が北上し、4月中旬頃はソウルが桜の見ごろです。桜の他にも黄色いレンギョウやピンクのツツジが咲き乱れ、暖かな陽気が続きますが、気圧の差により黄砂が発生し、フェーン現象も見られます。




夏(6月~9月初旬)
6月下旬からは本格的な梅雨に入り梅雨明けは7月中旬頃。7月中旬から8月中旬までは海や山が行楽シーズンとなり観光客で賑わいます。高温多湿で蒸し暑く、9月上旬頃まで暑さが続きます。



秋(9月中旬~11月)
9月から11月までは昼と夜の気温差が激しく朝夕の気温は20度を切ります。一年で一番過ごしやすい季節で、10月上旬頃から紅葉前線が雪岳山(ソラクサン)から南下し、ソウルでは11月に見ごろを迎えます。


冬(12月~3月中旬)
12月から3月中旬まではシベリアからの寒波の影響で寒く、空気は乾燥しています。1月が最も寒く、平均零下6度から8度くらい。 山岳地帯では雪も深く、スキーやスノーボードなどのウィンタースポーツも盛んです。

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