2008年8月25日月曜日

韓国の教育と兵役

<韓国の教育>

日本と同じ6・3・3・4制で義務教育は小・中学校までですが、高校への進学率はほぼ100%で、大学への進学率もかなり高いです。日本以上に高学歴社会の韓国では、満2才頃になるとハングルや算数、英語などを習い始め、満5才になる頃にはほとんどの子供がピアノや英語、美術、テコンドーなど、何らかの学院や塾、道場に通います。そのため小学校に入るまでにはある程度の基本知識が身につき、習い事をしなかった子供は授業について行くのに苦労するようです。中学入学は一般的に地域指定の学校に通うため、教育の質が最高と言われる江南地区の中学に子供を入れるべく、わざわざ江南地区に引っ越す家庭も少なくないとか。 一流大学入学のための教育熱は更に続き、高校生はクラブ活動もせず学校に居残り、夜遅くまで自習学習をします。自習とは名ばかりでほぼ強制的に残らされるのが現状で、そしてやがて受験当日を迎えます。学校で学ぶ科目が世界のどの国と比較しても多く水準も高いので、全人教育という意味では最高と言えます。

<韓国の兵役>

満18歳に達した男子は2年間の兵役義務があります。30歳までに入隊しなければならず大学在学中に休学して入隊する場合が多い。近年、軍隊に行く時期を19~29歳の間で ,個人的な都合により決めることができるようになりました。大学生の場合は卒業まで入隊を延ばすこともできます。全員必須ですが兵役免除されるケースがいくつかあり、身体的な問題や健康上の理由、企業に就職し主に研究開発をしている場合、また大手財閥企業を中心に免除枠があったり、家系で3代‘男子一人’が続くと3代目の男子に限り免除される場合もあります。 軍隊には陸軍(24ヶ月)、海軍(26ヶ月)、空軍(28ヶ月)があり、どの軍に行くかは本人が 選ぶことができますが、希望しない場合は陸軍に振り分けられます。また、デモ鎮圧や治安維持に当たる部隊として警備察があり、通常の軍勤務と同様の扱い。 月に一回、あるいは年に一回の休暇が与えられ、その時だけは自由が認められますが、外を歩く場合は制服着用が義務づけられています。 除隊後も一定期間、定期的な訓練に参加しなければなりません。

大韓旅行社(KTBTOUR)

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