2008年9月5日金曜日

4月の雪(外出:ベ・ヨンジュン主演)

● あらすじ
江原道(カンウォンド)三陟(サムチョク)にある病院の手術室の前で会ったインス(ペ・ヨンジュン)とソヨン(ソン・イェジン)。インスの妻とソヨンの夫は同じ車で事故に遭い、この病院に運ばれました。重傷を負った二人がなかなか意識を取り戻せずにいる中、事故を処理する過程でインスとソヨンは彼らが不倫の関係にあったことに気づきます。その事実を受け入れられない二人。愛は混乱と怒り、そして裏切りに変わって行きます。意識不明の妻と夫を恨みながらも回復を祈り続けるインスとソヨンはそのうち少しずつお互いの存在を感じ始めます。病院の前にある同じモーテルに泊まっていた二人はすれ違い、一緒に苦しい時間を送りながら、次第に愛を感じるようになります。互いの妻と夫の裏切りに心を痛めていた二人が同じ状況に陥り、全く同じ苦しみを経験していたそんな時、インスのインスの妻が意識を回復します。インスは涙を流す妻をないがしろにすることができず、そんなインスを見守るソヨンもまた再びそれぞれの場所に帰らなければならないことを悟るのです。そして最後になるかも知れない二人だけの外出が始まるのでした。

1.三陟病院 実在する病院なので映画の中の手術実や病室をみることは出来ませんが、病院のロビーや廊下、建物などで映画の中の雰囲気を充分感じることができます。医療院の前にある小さな花屋のナラ花園はソン・イェジンが花を買っていた店なので、一度立ち寄って見るのもよいでしょう。

2.アリラン峠 2005年の都会の風景というより、70年代の小さな住宅街の静かな路地に迷い込んだような雰囲気を漂わせる所。アリラン峠は城内洞(ソンネドン)の裏にある小さな坂道で、実際には城内洞ギル(通り)と呼ばれています。入り口には小さな居酒屋、ドライクリーニング屋、レンタルビデオショップ、雑貨屋が集まっていて、その奥は住宅街になっています。映画の中の場面を想像してた人は、同じ場所とは思えないと感じられるほどこじんまりとした路地ですが、閑散としている小さな町にある坂道なので、静かな気分に浸れます。実際に映画の中に登場したのは、ウォルミョン・ドライクリニング、おでん屋のような小さな居酒屋、そして古い映画館のアカデミー劇場などです。

3.竹西楼(チュクソル) インスとソヨンのデートシーンの撮影が行われた竹西楼は「4月の雪」のメインロケ地。海は見えませんが、西に頭陀山(トゥタサン)の青い森と力強くながれる五十川(オシプチョン)の奇岩絶壁があり、関東8景の一つに数えられます。2階建ての竹西楼は独特な建築様式が目を引きます。1階と2階に建てられた柱の数が違い、1階の17の柱の内、人の手が加えられていない自然石の上にたてられた9つの柱はそれぞれ高さが違っています。2階の広間は20の柱がその屋根を支えていますが、壁や扉が全くありません。竹西楼には文化遺産解説家を始めとする通訳ガイドが常勤しているので、ロケ地や三陟観光に関する詳しい情報を得ることが出来ます。

大韓旅行社(KTBTOUR)

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